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救急女子

特別編:イクメン救急医 関根 一朗(Ichiro Sekine)

2020.04.06救急女子

2019年11月に長女が誕生し、育児休業 3ヶ月(2019年12月〜2020年2月)を取得した 救急医 関根一朗直撃インタビュー!
育休の実際や、育休を通して感じたことなどを 赤裸々に語ってもらいました!

 

【赤ちゃんがうまれたとき、どんな気持ち?】

出産に立ち会い、助産師さんとともに娘を取り上げました

自分の手の中にいる生まれた直後の娘を見て「美しい」と感動しました。

妊娠や出産に問題が起こらないことは「当たり前ではない」と考えていました。

なので、無事に生まれたときは「神秘的な美しさ」を感じたのだと思います。

 

【育休をとろうと思った理由は?】

「育児をしたい」のではなく、「一緒に時を過ごしたい」という気持ちです。

育児や家事は仕事をしながらでもできますが、初めて笑った時や初めて寝返りした時など、生まれてからたくさん起こる「初めて」の時を一緒に過ごすためです。

 

【なぜ3ヶ月?】

出産予定日は11月初旬でしたが、実際に生まれる日はわからないものです。

湘南ERの救急医はシフト制勤務なので、一度決めた勤務を変更するのは結構たいへん。

なので、確実に生まれているであろう12月からの育休としました。

11月は 後半に有給休暇をとることで、実際は11月後半から一緒に過ごすことができました。

育休取ること自体は前々から決めていましたが、取得する期間は 3ヶ月〜6ヶ月程度で 少し悩みました

長ければ長いほうが良いとは思いますが、3月で卒業する研修医と働いたり、4月から入職する研修医やER専攻医とも最初の時間を一緒に過ごしたかったので、12月から2月までの3ヶ月としました。

 

【育休中ってまったく仕事しないの?】

月1回だけ、湘南ERで診療をしていました。それ以外の診療はまったくナシ

気分転換もかねて、ときどきER専攻医が行っている勉強会に顔を出しました

 

【男性が育休を取ることに対して職場で否定的な意見はなかった?】

まったくなかったです!

上司・同僚はみんな賛成してくれ「ぜひとも育児に専念しなさい」と応援してくれました。

でも、実際は、救急医の人手が減るため、ERの活動を一部縮小する必要がありました。

それでも「仕事が回らないから、育休は取らせられない」ではなく「育休は取るのが当たり前。その間、最適な診療・教育体制を検討する」という組織の考え方のおかげです。

「育休は当たり前の権利」とよく言われますが、それでもやはり 応援してくれている仲間、配慮してくれている病院やERに対して感謝の想いでいっぱいです。

 

【育児では何を担当?】

育児の一部を担当するのではなく、育児や家事をすべてやるつもりで生活していました。

妻も家にいましたので、その日その日で手が回らないところを補い合うような感じです。

なかでもこだわりの育児はあって、沐浴は毎日必ず自分がやっていました。

お風呂では赤ちゃんと2人っきりになれて、ママからあーだこーだと口出しされないから、、、、至福のとき(ニヤリ)

家事も 基本的になんでもやります。

夫婦でも家事の得意分野がありますので、うまいこと分担していました。

(パパは掃除や洗濯が得意、ママは料理が得意、など)

 

【育児でつらかったことは?】

育児は すべて幸せなことばかりです!

でも、生後1〜2ヶ月は、赤ちゃんの昼夜リズムがまだなくて、夜中も頻繁に起きる必要がありました。

寝不足のつらさは、ERの勤務よりはるかに大変でした、、、。

まとまった時間の睡眠がとられないので、日中赤ちゃんをだっこしてゲップさせながら意識消失してしまうこともありました、、、。

生後3ヶ月には 赤ちゃんも 昼起きて夜寝るリズムとなり、かなり楽になりました。

首が座ったり、寝返りを打ったり、日々できることが増えていくのを すべて目撃できるのは 育休で四六時中一緒にいるからこそです。

数週間〜1ヶ月の育休でも “育児をする”という意味では良いですが、なかなか育児を“楽しむ”余裕はないものです。

育児の楽しさをがっつり感じるなら 育休は3ヶ月以上だといいかもしれません!

 

【診療に復帰するときにブランクは不安?】

3月から診療に復帰しましたが、大きく困ることはなかったです。

システムやルールが変わっているものもたくさんありますが、周りの仲間が丁寧にサポートしてくれたので 特にストレスなく復帰できました!

 

【今、赤ちゃんの存在はパパにどんな影響を?】

こども以外に対しても 優しい気持ちになりました。

今まで 職場で厳しい指導をしてきた後輩たち「かつてはみんな赤ちゃんだった」と想像すると、今は 愛おしくすら感じます。

人に優しくなるための想像力を 赤ちゃんから与えてもらいました。

 

【赤ちゃんとのかかわり方で気をつけていることは?】

「声は人なり、言葉は心なり」をモットーに、乱暴な言葉は使わず、綺麗な言葉を使うようにしています。

 

【赤ちゃんにとって どんな親になりたい?】

どんな状況でも、何に対しても、ポジティブ思考で「良いところ」を探し出す姿を見せたいです。

 

【将来、赤ちゃんと一緒にやってみたいことは?】

バックパッカー旅! 

世界中の素敵な景色を一緒に感じたいです

 

【さいごにヒトコト】

育休に終わりはあっても、育児に終わりなし!

これからも 我が子を愛し 患者を愛する 救急医であり続けます!

 

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