Shonan ERFor the patient
Report
どんなことにも前向きに、熱心でありたい
目標を持ってがんばるER医
[救急科専攻医3年目(2016年度取材時)]
稲田 悠HARUKA INADA
- 出身地
- 滋賀県
- 出身校
- 滋賀医科大学
- キャリア
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平成23年 滋賀医科大学卒 平成25年 湘南鎌倉総合病院 初期臨床研修修了
医学部5年生のとき見学に来て、日本一忙しい病院で寝る暇もないのに眼を輝かせながら働いている研修医の先生に憧れて、この病院で初期研修から研修しています。後期研修1年目は内科に所属し、内科認定医を取得した後に、ERへ入り今は忙しい中にも充実した日々を過ごしています。
私のキャリアフロー
- 京都教育
大学附属
高校卒業 - 滋賀医科
大学卒業 - 湘南鎌倉
総合病院
【初期研修】 - 湘南鎌倉
総合病院
総合内科
【後期研修】 - 湘南鎌倉
総合病院
ER
【救急科専攻】
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大学時代はバレー、ACLS、趣味は旅行
大学生になってから初めて運動部に所属し、そこでの練習で今に繋がる体力などがついたかなと感じています。
また学生同士でのACLSの勉強会での活動もしており、全国各地の大学を飛び回っていました。学生時代のような時間はなくなりましたが、また全国を旅行したいです。 -
湘南ERに入った理由
湘南鎌倉は日本一忙しい研修病院と謳われていますが、忙しいなかでも、そこで働く研修医のみんなはすごく眼を輝かせて活き活きしていること、また先輩方、指導医の先生がたも非常に熱心で、自分の疑問に対して一緒に考えてくださり、働く上でも勉強する上でも、とても成長できると感じたからです。
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湘南ERについて
24時間365日、どんな患者さんも断らない医療を行っています。また当院は北米型救急であり、入院管理は行ないませんが、1〜3次救急まで、専門科を問わず、ありとあらゆる患者さんの初期対応を行っています。
救急車が同時に何台も重なり非常に忙しいこともありますが、非常に充実した研修を行うことができます。 -
充実したカンファレンス
臨床での実践のみのやりっぱなしだけでなく、毎週金曜は救急科専攻医の勉強会の時間があったり、ER医だけでなく外科、内科、脳卒中科とも定期的にカンファレンスを行い症例の共有やお互いの連携を深めています。
最近では院外の病院のERとも定期的に勉強会を開いたりしており、アカデミックな面も充実しています。 -
将来の夢は一生救急医
医者になったからには、自分の専門外だから見れないではなく、どのような患者さんにもまずは自分が診ることができる、そのような医師になりたいと思っています。それを実現できるのが救急医だと思いますし、今後もどんな患者さんも断らない救急医であり続けたいと思っています。
私の研修ライフ
[am]9:00
内視鏡
ERの勤務は基本的には8−16時、16−24時、0−8時の三交代制で、勤務以外の時間は自分の勉強やプライベートを優先して行うことができます。私は空いた時間を利用し、週に1回、9−15時まで消化管内視鏡研修を行っています。
[pm]4:00
ER勤務開始
勤務時間帯は救急車担当、もしくはウォークイン担当に分かれて勤務を行います。ただし救急車が非常に立て込んだりすれば自分の担当がウォークインであったとしても適宜手伝ったりします。スーパーバイザー(責任者)を担当する日は、前勤務帯の責任者から引き継ぎを受けたり、勤務帯中はOMC(オンラインメディカルコントロール)の活動も行います。
[pm]8:00
当直帯の初期研修医と勤務
日勤帯は救急科専攻医、スタッフ、ローテーション中の2年目研修医と勤務ですが、20時からは1年目研修医も一緒になっての勤務となります。自分の業務を担当するだけでなく、1年目研修医のコンサルトを受けたり、指導をしたりしながらの勤務となります。
[pm]12:00
勤務終了、引き継ぎ
勤務帯で担当した患者さん達のディスポジションがついてから、次のスーパーバイザーに申し送りをして勤務が終了となります。
[am]10:00
友人とドライブへ
勤務がない日は友人とドライブに行くことが密かな楽しみ。今日は天気がいいので、友達を誘って湘南の海岸線を潮風を感じながら走り、大好きな江ノ島からの景色を眺めにやってきました。
研修医へのメッセージ
24時間365日断らない医療、日本一忙しい研修病院と言われていますが、実際研修は忙しくて仕事だけで疲れてしまう日もあります。けれども、当院には高いモチベーションを持った同期、後輩、そして非常に教育熱心な指導医の先生方が揃っているので、とても充実した研修生活がおくれ、自身の成長にも繋がると思います。私自身、この病院では自分のやりたいことを尊重してもらうことができ、とても有意義な研修をできていると感じています。救急医療に興味がある先生方、是非一度見学に来ていただきたいと思います。